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鍋倉城址(鍋倉公園)

鍋倉城址は、遠野市の市街地南端にある鍋倉山(標高344m)にある岩手県内屈指の大規模な中世の典型的な山城跡です。天正年中(1573~1592)に阿曽沼広郷が松崎町光興寺から移したもので、はじめ横田城と呼んでいましたが、後に鍋倉城と称しました。寛永4年(1627)3月、南部直栄が八戸から入部し、鍋倉城を本拠地に250年の統治が行われました。明治2年、鍋倉城は廃城となり、建物は壊し、樹木は伐られ、土地は旧臣の生活困難な者に分与されてしまいました。現在、三の丸は公園となっており、花壇やベンチ等が置かれ、二の丸には遠野南部歴代の墓が安置された「南部家墓所」があります。
※冬期間は城址への市道は通行止めとなり、トイレが閉鎖となります。
鍋倉城は大規模な中世山城の遺構を良好に残し、それをほとんど改変することなく近世城郭として利用し、戦国時代から明治維新まで存続した極めて貴重な城郭遺跡です。このことから令和5年3月20日、鍋倉城址は国の史跡に指定されました。また、現在鍋倉公園は市民の憩いの場としてよく利用されています。春には桜が咲き、桜の名所としても有名です。鍋倉城址の麓にある「遠野市立博物館」では、鍋倉城の「御城印」を頒布しています。そちらもぜひ手に入れてみてください。

名称
鍋倉城址(鍋倉公園)
所在地
〒028-0514 岩手県遠野市遠野町4地割60-5
交通アクセス
  • 車でお越しの方▶釜石自動車道遠野ICから約3.9km/約9分
  • 鉄道でお越しの方▶JR遠野駅から約0.8km/徒歩約15分
駐車場
無料駐車場あり
お問合せ先
一般社団法人遠野市観光協会 TEL:0198-62-1333
ホームページ
なし