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続石

「続石」は鳥居状の形をした巨石の造形物です。2つ並んだ石の左側のみに、幅7メートル、奥行き5メートル、厚さ2メートルほどの巨石が「笠石」として乗っていて、絶妙なバランスをとっています。「続石」はドルメン(古代人のお墓)という説や武蔵坊弁慶が積んだという説もあります。

この「笠石」の下は大人1人が余裕で通れる高さです。
※続石は山中にあるため、熊が出没する可能性もあります。熊鈴を持つなど熊対策が必要です。

駐車場から山道を約15分登ると拓けたところに出ます。そこに踏み入ると空気が変わり、神秘的な雰囲気を感じます。そこにあるのは、巨石の上に更なる巨石が乗っている、しかも片方だけ!という不思議な続石。よくよく見ると、浮いている隙間は指1本通るかという僅かさです。色んな伝説が残っているいますが、誰が?なのか、何が?なのかもわからないけど、どうやってこの絶妙なバランスをとっているの今でも分かっていません。画像では一見そこまででもないように見えますが、ぜひその目で、生で本物を目の当たりにしていただきたい!山道を登って見る価値はあり!

『遠野物語』第91話には、続石で遊んでいる山神の男女に邪魔をして、谷底に落とされ気絶した鷹匠の鳥御前が病にかかり3日で死んだ。山伏が言うには、山の神の祟りをうけて死んだのだという話しがあります。また、「遠野物語拾遺」第11話には、綾織村山口の続石は、この頃学者のいうドルメンというものによく似ている。2つ並んだ6尺ばかりの台石の上に、幅が1間半、長さ5間もある大石が横に乗せられ、その下を鳥居のように人が通り抜けていくことができる。… とあります。

名称
続石
所在地
〒028-0533 岩手県遠野市綾織町上綾織6地割
交通アクセス
  • 車でお越しの方▶釜石自動車道遠野ICから約6.4km/約8分/徒歩約15分
  • 鉄道でお越しの方▶JR遠野駅から約8.4km
    最寄りバス停:綾織・達曽部線「達曽部」方面「上綾織」下車/徒歩約20分
駐車場
無料駐車場あり
お問合せ先
一般社団法人遠野市観光協会 TEL:0198-62-1333
ホームページ
なし