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太郎淵

遠野遺産第91号

太郎といういたずら好きなカッパが住んでいたと言われる場所です。『遠野物語』に「川には河童多く住めり。猿ヶ石川ことに多し」と記されるように、猿ヶ石川流域には数多くのカッパ伝説が息づいています。かつて光興寺の淵に住んでいた太郎というカッパは、集落の女性たちをのぞいては悪さをしていたと伝えられています。また、この地域には女のカッパが住んでいたとされる「女ヶ淵」もあり、二匹の河童が暮らしていたと言われています。

河川改修の際、伝承に配慮して整備されたこの公園では、まるで河童が今でもひょっこり現れそうな、のどかな風景が広がっています。歴史と物語に触れながら、静かな川辺を散策し、遠野の自然と伝説を満喫できる絶好のスポットです。訪れるたびに新たな発見があるかもしれません。遠野の魅力を存分に感じられるこの場所で、心癒されるひとときをお過ごしください。

『遠野物語』第55話には「川には河童多く住めり。猿ヶ石川ことに多し」と書かれており、59話まで遠野の河童伝承が記されています。

名称
太郎淵
所在地
〒028-0543 岩手県遠野市松崎町光興寺3地割74
交通アクセス
  • 車でお越しの方▶釜石自動車道遠野ICから約12.1km/約17分
  • 鉄道でお越しの方▶JR遠野駅から約3km/徒歩で約33分/自転車で約12分
駐車場
無料駐車場あり
ホームページ
なし