早池峯神社

大同元年（806）の春3月8日、来内村の始閣藤蔵が神霊を拝し、早池峰山大権現の宮を建てました。その後、幾つかの時代の変遷を経て、現在の早池峯神社として昔日の威容を忍ばせています。

早池峯神社は末寺20社を持ち、格式を有する神社です。広大な境内と杉、桧、イチイの古樹が繁茂しています。社殿の規模も、鳥居、山門、拝殿、神殿、奥宮と続き、修験場は又一の滝、大横通り、河原の坊、天狗のすべり岩などで、それぞれ神秘的な話があります。神門には、古くは仁王様が安置されておりました。

毎年4月29日に「ざしきわらし祈願祭」が執り行われます。早池峯神社から賜ったざしきわらし人形が里帰りをする神事です。また、毎年7月17，18日には早池峯神社の宵宮祭、例祭が執り行われ、宵宮祭は神楽殿で夜遅くまで神楽の奉納が執り行われ、毎年多くの神楽ファンが訪れています。