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荒川高原牧場

令和7年11月5日~令和8年5月15日の期間、積雪が予想されるため通行止めとなります。
なお、迂回路がありませんのでお気をつけください。

遠野市|市道の冬期間の通行止について

 

荒川高原牧場は古くから遠野市と旧:川井村(現:宮古市)を結ぶ山道の途中に広がっています。

この一帯は、昔から人と馬が行き交う道として利用されてきました。

かつては樹木が育ちにくく、一面に天然の芝草が自生しており、人々は馬を連れてこの地で休みながら、馬に草を食ませていたと伝わります。やがて芝草は刈り取られ、冬の間に牛や馬へ与える干し草として利用されるようになりました。

南部氏の時代には、「南部駒」の生産が盛んになり、この荒川の地でも放牧が活発に行われていたと考えられています。明治になると「千刈畑牧場」が開設され、上閉伊郡内でも有数の広大な放牧地となりました。

昭和に入ると、牧場の周囲に土塁が築かれ、「荒川牧野組合」が結成。荒川には3か所の牧場が整備され、やがて統合されて現在の姿へとなってきました。

現在も、広大な草原には放牧された馬の姿が見られ、昔ながらののどかな風景が残されています。

また、早池峰山をはじめ北上山地の山並みを一望できる360度のパノラマも魅力です。

こうした牧歌的な風景と、長い年月にわたって受け継がれてきた放牧の営みが評価され、荒川高原牧場は平成20年3月に国の「重要文化的景観」に選定されました。

全国でこの制度が始まったのは平成17年のこと。その中で、放牧に関する景観として選ばれたのは荒川高原牧場が日本で第1号です。

人と馬、そして自然が共に生きてきた暮らしの歴史を今に伝える貴重な文化的景観として、遠野の風土を象徴する場所となっています。

※冬期(12月上旬~5月上旬)は通行止めとなりますのでご注意ください。

 

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名称
荒川高原牧場
所在地
岩手県遠野市附馬牛町
交通アクセス

車でお越しの方▶釜石自動車道遠野ICから約29.3km/約1時間8分

駐車場
なし
お問合せ先
(一社)遠野市畜産振興公社 TEL:0198-62-5561
ホームページ
なし