喫茶 待月

遠野駅から徒歩3分ほど。駅前の通りにある「喫茶待月（たいげつ）」は、地元の方にも観光客にも愛される、昔ながらの喫茶店です。

コーヒーを飲みながら、ほっとひと息つける落ち着いた空間では、食事やデザートも楽しめるため、地元の常連さんに長く親しまれており、初めて訪れた方でも自然と肩の力が抜けるような、居心地のよさがあります。

駅に近い立地ということもあり、電車までの待ち時間にコーヒーを楽しんだり、観光の合間にふらりと立ち寄って休憩したりと、遠野を訪れる方にとっても便利で嬉しい場所。

ゆったりと流れる時間の中で味わう一杯のコーヒーは、旅の記憶にもそっと残るかもしれません。

店内は、レトロな雰囲気に包まれた温かな空間です。

テーブル席のほか、ひとりでも気兼ねなく過ごせるカウンター席もあり、お客さまの過ごし方に合わせて席を選べるのも魅力です。静かに読書を楽しむ方、友人とのおしゃべりに花を咲かせる方、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。

店内には、漫画や雑誌、新聞、さらには遠野に関する書籍まで豊富にそろっており、ちょっとした待ち時間にも退屈しません。日常に寄り添う場所として、今日も多くの人が訪れます。

喫茶待月があるこのエリアは、かつて遠野が沿岸と内陸を結ぶ街道として栄えた時代、多くの商人や旅人が行き交った「宿場町」としてにぎわっていた場所でもあります。現在「一日市商店街」と呼ばれる駅から徒歩5分のエリアには、当時の賑わいを感じさせる歴史が残されており、旅の合間に当時の雰囲気を感じるのにもぴったりです。そんな歴史ある町に、穏やかに寄り添うようにあるのが、この喫茶待月。

店主の中竹さんは、地元の方々が集い、ゆったりとくつろげる場を大切にしたいという思いで、日々お客さまを迎えています。長年愛されてきた味と、ゆっくりと流れる時間。気取らず、あたたかく、誰にとっても居心地のよい「待月」で、遠野の風景とともに、ひとときを過ごしてみませんか。