楽しい時間を家族から地域へ | BOB店主がボードゲームカフェに込めた思い

岩手県初のボードゲームカフェとして注目を集め、市内外から多くのファンが訪れるボードゲームカフェBOB。550種類以上の豊富なラインナップと、誰でも気軽に立ち寄れる温かな空間が魅力のお店です。そんなBOBを切り盛りするのは遠野市出身の店主・菊池浩平さん。なぜこの場所でボードゲームカフェを始めたのでしょうか？開業の背景にある思いを伺いました。

高校卒業後は県外で建築を学び、地元へ戻ってからも建築事務所や工務店に勤務してきた店主・菊池浩平さん。そんな建築の道から一転、2022年に退職。わずか3か月足らずという早さで念願のお店をオープンさせました。
驚くほど早い開業の裏には、家族との大切な時間がありました。菊池さんは「家族3人でボードゲームをして遊んだのが楽しかったんですよ」と振り返ります。

菊池さんにとって、ボードゲームは家族の思い出を育ててくれた存在でした。そんな楽しく温かな時間をもっと多くの人に楽しんでほしいという思いが、お店を開く大きな原動力になりました。
当時、遠野はもちろん岩手県内にもボードゲームカフェはなく、2022年のオープン時には「岩手県初のボードゲームカフェ」として多くのメディアから注目を集めました。現在は市内外からファンが訪れ、地域の新しい娯楽スポットとして親しまれています。
カフェ利用だけでも、ゲーム利用だけでもOKという気軽さも人気の理由のひとつです。

何より注目すべきは壁一面に並ぶ圧巻のラインナップ。家族で遊ぶようになったことをきっかけに、2015年頃からボードゲームを集め始めた菊池さん。その数なんと550種類以上。
普段は買わないようなニッチなゲームまで揃っているので、気になっていたゲームを気軽に試すことができます。何度訪れても遊びきれないほど豊富な種類に、リピーターが多いのも納得です。

最後に店主の菊池さんからメッセージをいただきました。

「市内の方、市外の方問わず大歓迎です。学生さんももちろんOK。お茶だけでも、ゲームだけでも結構ですので気軽に遊びに来てください。小さなお子様も、保護者の方と一緒にゲームで遊ぶことができますよ。」
駅前から見えるガラス張りのあたたかな店内。一歩入ればおいしいメニューと楽しいゲームが迎えてくれるアットホームな空間が広がっています。