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とれたてホップの季節に。ホップの香りと味わう、遠野の秋

 

とれたてホップ──遠野の畑から届く、期間限定の香り

毎年秋になると、全国のブルワリーからフレッシュホップビールが登場します。その年に収穫したばかりの加熱処理をしていないホップを使い、旬の香りをそのまま閉じ込めたビールは、この季節だけの贅沢な味わいとして、ビールファンの注目を集めています。

その原料となるホップの産地として、日本有数の規模を誇るのが岩手県遠野市。そして、その香りを全国へ届けているのが、キリン「一番搾り とれたてホップ生ビール(期間限定)」です。

毎年このビールが店頭に並ぶと、遠野では「ああ、今年もこの季節が来たね」と声が上がります。ホップの旬は、収穫の夏だけでなく、その実りがビールとして香り立つ秋にも訪れます。遠野産ホップの名が記されたラベルは、地域の人々にとって誇りであり、秋の風物詩でもあります。

とれたてホップの季節に。ホップの香りと味わう、遠野の秋

遠野市で収穫されたホップを急速凍結し、麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」で仕込んだ、毎年この時期だけに味わえる「特別なビール」として親しまれています。

缶は全国のスーパーや小売店で販売され、樽生は東北6県(青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県)限定で味わえます。遠野に来られない方も、全国でその香りをお楽しみいただけます。

キリン一番搾り とれたてホップ公式サイト | https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/ichiban/toretatehop/

遠野のホップ栽培は、キリンビールとの協働で始まり、冷涼な気候と豊かな水に恵まれた土地で半世紀以上の歴史を重ねてきました。一方で、農家の高齢化や後継者不足、生産面積の減少といった課題もありますが、ホップを核とした地域づくりを目指す「ビールの里プロジェクト」を通じて、新しい担い手の育成や持続可能な生産体制に向けた取り組みが進められています。
ビールの里プロジェクト|https://tonobeer-furusato.jp/

今では、ホップを通じた地域づくりの取り組みが広がり、市内には個性豊かなクラフトビールブルワリーが3つ誕生。「ホップの香りを日常で楽しむまち」として、全国からファンが訪れています。

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遠野産ホップが香る秋。とれたてホップと地元料理のマリアージュ

とれたてホップの季節に。ホップの香りと味わう、遠野の秋

「とれたてホップ」が全国で楽しめるこの季節。その産地である遠野で、豊かな秋の味覚とともに楽しむ一杯が格別です。

ラム肉の旨みを生かしたジンギスカン、山の幸や海の幸を取り入れた郷土料理、そしてクラフトビール。香りと味わいが重なり合うその瞬間、遠野ならではの旬のマリアージュが広がります。

遠野ホップの味わいは、世界にも認められています。「キリン一番搾り とれたてホップ生ビール」は、2025年に「World Beer Awards金賞(International Lager部門 世界一位)」を受賞しました。
※受賞したのは2024年度製造品です。
World Beer Awards | https://www.worldbeerawards.com/

グラスを傾ければ、遠野の大地で育ったホップの香りがふわりと広がり、旬の恵みを感じさせてくれます。

 

とれたてホップに合う、遠野のごちそう

とれたてホップの季節に。ホップの香りと味わう、遠野の秋

「とれたてホップ」の爽やかな香りとほどよい苦みは、様々な食材と合わせることができます。この季節に訪れるなら、地元の料理とともに味わうのがおすすめです。

 

ラムの旨みとホップの相性を楽しむ「遠野ジンギスカン」

遠野といえば、やっぱり「ジンギスカン」。

ビールとジンギスカンの組み合わせは、遠野の食卓ではすっかりおなじみの光景です。この季節は、地元で採れたキノコや根菜など、秋の野菜を添えて楽しむのもおすすめ。熱々のラム肉の香ばしさと、「とれたてホップ」のすっきりとした香りが調和し、一口ごとに「遠野の秋」を感じられます。

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遠野ジンギスカン | 遠野時間

 

山と海の幸が交わる食のまち・遠野

遠野は古くから、三陸沿岸と内陸を結ぶ交通の要所として栄えてきました。そのため、山の幸はもちろん、釜石など沿岸から届く新鮮な海の幸にも恵まれています。脂ののったサンマの塩焼きといった旬の魚介を使った料理は「とれたてホップ」の香りとよく合います。遠野の居酒屋や和食処では、そんな山と海の恵みを肴に、地元産ホップの香りを楽しむ人々の姿が見られます。

遠野を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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遠野の居酒屋一覧 | 遠野時間
和食処一覧 | 遠野時間

 

遠野のクラフトビールととれたてホップ。遠野のブルワリー紹介。

とれたてホップの季節に。ホップの香りと味わう、遠野の秋

写真提供:GOOD HOPS

遠野産ホップで醸す、地元ブルワリーの挑戦

遠野では「とれたてホップ」だけでなく、地域内でクラフトビールづくりも盛んに行われています
個性豊かなブルワリーが点在し、旅の途中でも、日常の一杯でも「ホップのまち」を感じられます。

秋に登場する「一番搾り とれたてホップ生ビール」と合わせて飲み比べれば、 同じ遠野産ホップを使用しているビールでも異なる表情を感じられるはず。
遠野を訪れた際は、ぜひ香りの違いを体感してみてください。

GOOD HOPS

2025年に新たにオープンしたブルワリー。
新品種ホップの開発や栽培、加工研究にも取り組み、「ホップのまち遠野」の未来を育てる拠点となっています。
GOOD HOPS | 遠野時間

 

遠野醸造TAPROOM

遠野駅近くにある醸造所併設のパブ。
自家醸造の樽生クラフトビールと地元食材を使った料理のペアリングが楽しめます。
遠野醸造TAPROOM | 遠野時間

 

上閉伊酒造

創業200年以上を誇る、遠野市で唯一の酒蔵。
日本酒づくりで培った技を生かし、1999年から「遠野麦酒ZUMONA」ブランドとしてビール醸造を開始しています。
上閉伊酒造 | 遠野時間

 

香りをたどる旅。遠野で「とれたて」を味わう。

とれたてホップの季節に。ホップの香りと味わう、遠野の秋

畑で育ち、摘み取られたホップは、ビールへと姿を変えます。

一杯のビールの向こうには、香りを受け継いできた人々と土地の物語があります。

「キリン一番搾り とれたてホップ生ビール」は、遠野市で今年収穫されたホップを使用して醸造されています。「一番搾り とれたてホップ」の発売に合わせて、市内ではその年の出来栄えを楽しむ「初飲み会」や「初飲みWeek」といったイベントも開催されています。

キリン一番搾り とれたてホップ 初飲み会2025 in 遠野|遠野時間
とれたてホップ生ビール「初飲みWEEK!2025」 | 遠野時間

その香りをいちばん新鮮に感じられるのは、やはりここホップの一大産地でありビールの里・遠野。遠野産ホップが使用されたビールを味わうことは、遠野の恵みを味わうことでもあります。

遠野を離れていても、期間限定で全国のお店やスーパーで手に入る「キリン一番搾り とれたてホップ生ビール」を片手に、秋の夜をゆっくり楽しんでみてください。

そして、遠野のホップづくりをこれからも応援したいと感じたら、ふるさと納税を通じて「ビールの里プロジェクト」に参加することもできます。

その一杯の先にある「旬の香り」を、これからも一緒に育てていきませんか。その思いが、次の季節のホップを育てていきます。

 

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