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遠野市のカッパ伝説を巡る旅:カッパ淵と周辺の魅力スポット徹底ガイド

遠野にはカッパが現れるという伝説が残されています。
そしてカッパに懸賞金がかけられており、カッパを捕獲して、仲良く遠野テレビに行くと…
なんと賞金1,000万円!!!
遠野テレビ | 河童を捕獲したら1,000万円!! (tonotv.com)ただしカッパを捕獲するためには、「カッパ捕獲許可証(220円)」なるものをを手に入れなければなりません。「カッパ捕獲許可書」は遠野市観光協会またはカッパ淵近くの伝承園で手に入れることが出来ます。

 

伝承園


伝承園は、遠野地方のかつての農家の生活様式を再現し、伝承行事、昔話、民芸品の製作・実演などが体験できる施設です。

園内には国の重要文化財旧菊池家住宅、『遠野物語』の話者であった佐々木喜善の記念館、千体オシラサマの御蚕神堂(オシラ堂)などがあります。

郷土料理を堪能できるお食事処「おしら亭」もあります。

※現在「カッパ捕獲許可証」遠野市観光協会やふるさと納税でも手に入ります。

伝承園

アクセス:JR遠野駅から約5km/車で約10分
営業時間:3月~11月 9時00分~17時00分(入館受付は16時30分まで)/12月~2月 9時00分~16時00分(入館受付は15時30分まで)
料金:一般 330円/小中高校生 220円
お問合:0198-62-8655

 

ということで、伝承園の売店で「カッパ捕獲許可証」を購入。


この許可証の裏面には「捕獲7ヶ条」があり、「頭の皿を傷つけず、皿の中の水をこぼさないで捕まえること」など、カッパ捕獲の際の注意事項が書かれています。注意書きをしっかり読んで捕獲に向かいましょう。

民俗学者でもあった、柳田國男は著書『遠野物語』のなかで

川の岸の砂の上には
河童の足跡と云ふものを見ること決して珍らしからず
雨の日の翌日などは殊に此事あり

と綴っています。

その中でも最も知られているのが、常堅寺の裏手を流れる「カッパ淵」。
常堅寺のカッパ淵へは伝承園から徒歩およそ5分ほどの距離です。

 

かっぱの茶屋

伝承園から、常堅寺に向かってホップ畑の間を進んでいくと、お休み処「かっぱの茶屋」があらわれます。

かっぱの茶屋の一番人気は座敷わらしの大好物「小豆」をたっぷり使った「座敷わらしソフトクリーム」です。

やさしい味わいのソフトクリーム。着物に見立てた赤いコーンのあしらいが可愛いです。

かっぱの茶屋

かっぱの茶屋

アクセス:JR遠野駅から約5.4km/車で約11分
営業時間:10時00分~16時00分
定休日:火曜日・水曜日
お問合:0198-62-3777

 

ここまで来れば、カッパ淵もすぐそこです。

 

常堅寺

常堅寺は延徳2(1490)年に開山した曹洞宗の由緒ある古寺。
このお寺の裏手にカッパ淵が流れています。

その境内には、頭部に円形状のくぼみがあり、そこに水が溜まるとカッパの皿のように見えることから「カッパ狛犬」と呼ばれる狛犬があります。

その昔、寺が火事になったとき、カッパが火消しを手伝ってくれたことから祀られるようになったと言い伝えられています。

常堅寺

常堅寺は延徳2(1490)年に開山した曹洞宗の由緒ある古寺。境内には、頭部に円形状のくぼみがあり、そこに水が溜まるとカッパの皿のように見えることから「カッパ狛犬」と呼ばれる狛犬があります。

アクセス:JR遠野駅から約5.3km/車で11分
お問合せ:0198-62-3322
参拝時間:9:00 – 16:00

 

本堂脇から、裏手のカッパ淵へ。

 

カッパ淵


もともと、この小川の淵にはカッパが多く住んでおり、人々を驚かし、いたずらをしたという話がたくさん残っています。さらさらと流れるカッパ淵は、うっそうとした茂みに覆われ、いつカッパが現れてもおかしくはない雰囲気。

カッパ淵の岸辺には、2体のカッパ像と乳神を祭る祠があり、子を持つ女性のお乳が出るようにと願かけすると叶うと言われています。
願かけには、赤い布で乳の形を作り、この祠に納めるのが習いとされています。
淵には釣り竿が置いてあります。

これはカッパを捕獲するためのもののようですが、カッパを捕獲できるかは定かではありません。

カッパ淵

延徳2(1490)年に開山した曹洞宗の由緒ある常堅寺の裏手に「カッパ淵」と呼ばれる小川が流れています。さらさらと流れるカッパ淵は、うっそうとした茂みに覆われ、いつカッパが現れてもおかしくはない雰囲気。

アクセス:JR遠野駅から約5.4km/車で11分

 

カッパ淵はひとつじゃない?!

カッパが目撃された川が「カッパ淵」と呼ばれ、その最も有名な淵が常堅寺裏のカッパ淵なのですが、カッパが目撃された場所はここだけではありません。今でも訪れることができるカッパ伝承の残る地を少しだけ紹介します。

太郎淵

「川には河童多く住めり。猿ヶ石川ことに多し」と『遠野物語』に記されるように、この流域には河童の伝説が数多く残されています。光興寺の淵に太郎という河童が澄んでいて、洗濯など水仕事に来る集落の女達をのぞきに来ては、いつも悪さをして困っていたと言います。今では池のようになってしまった太郎淵ですが、かつてこの淵の下方にも淵があって、太郎河童に言いよる女河童が住んでいたと言われたところです。女河童が住んでいたその淵は女ヶ淵と呼ばれ二匹の河童が住むと言われていました。

アクセス:JR遠野駅から約3km/車で7分

 

河童淵(姥子淵(おばこぶち))

山口集落と呼ばれる地域には、古くから河童の話が伝わっています。『遠野物語』の第58話では、ここにいた河童が「新屋(しんや)」という屋号の家の馬を川に引きずりこもうとしたが、逆に馬の力に負けて馬屋まで引っ張られて家まで来てしまったという話が紹介されています。

アクセス:JR遠野駅から約9.4km/車で18分

さて、あなたは遠野でカッパに会うことができるでしょうか?