


山里ネットの方にお話を伺いました!
認定NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク
募集職種:遠野旅の産直プロジェクトコーディネーター
「ありのままの遠野を旅しよう」をテーマにした旅の案内所「遠野旅の産地直売所」を運営、中心市街地の商店と連携した「まちぶら」、周辺農家と連携してアクティビティや生活体験が体験できる「さとぶら」をはじめ、さまざまなツアー企画の立案・実施、教育旅行やインバウンド受け入れなどに携わってもらいます。またそれらの活動のための地域の方々とのコミュニケーションや情報発信もお願いします。
地域の暮らしが旅の資源
JR遠野駅から徒歩8分。柳田國男の『遠野物語』の世界を見て、聞いて、食べて体験できる古民家風観光施設「とおの物語の館」。認定NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク(略称:山里ネット)はその施設を事務所とし、運営しつつ、「地域の暮らしそのものが旅の資源」という考えのもと、グリーン・ツーリズムを中心とした旅のメニューを観光客に提供することで交流人口増や移住・定住促進を図っています。
一般的な観光地巡りの旅だけではなく、農泊をベースに、この地域ならではの生活体験やアクティビティ、市民の生活の場である市街地巡りなどで「暮らし」をコンテンツ化することにより「地域づくり」に結びつくことも目的のひとつです。
また、市街地にある本拠地「とおの物語の館」は、観光客のみならず、連携先の市民や企業、団体の窓口となっています。この地域で生活する市民と観光客を結びつける取り組みにより、遠野市民自身も自分の地域の魅力を再発見してもらえると同時に、人と人とをつなぐ効果も期待できます。
今回、チーフディレクターの田村隆雅さん、コーディネーターの菊池佳菜江さん、同じくコーディネーターの角田静花さんにお話を伺いました。角田さんは昨年の地域おこし協力隊募集で採用となり、今年4月に赴任したばかりとのことです。
「今年になってからかなり海外からの観光客がいらしています。遠野は以前からヨーロッパ圏からの観光客が多いのですが、スペイン、アメリカ、台湾からなど、5月だけで100人泊ほど受け入れることになると思います。受け入れ先や準備など、コーディネート業務が増えています」(田村さん)
「教育旅行は60人から100人単位で、5月から毎週受け入れます。ガイドや案内から宿泊の手配まですべて担当しています。農泊や体験ができる自動車免許合宿では年間600人ほどの、主に大学生たちを受け入れますが、14泊から17泊ほど、10軒程度の宿泊先手配を行います」(菊池さん)
「私は元々岩手県雫石町出身で、大学から首都圏に出て就職もしたのですが、旅行や写真撮影の趣味を通してグリーン・ツーリズムに出会いました。観光客だけではなく、受け入れ側も楽しんでいるということに惹かれて、自分も携わってみたいと応募しました」(角田さん)
なお、角田さんは英語が得意ということで、海外からの観光客対応という場面でも活躍が期待されています。
「楽しめる人」に来て欲しい
担当する業務内容から「地域住民とのコミュニケーションを取れる方」「好奇心を持って遠野地域の魅力を発見し、そこからプランを生み出せる方」「企画立案から実施・運営、調整などで活躍できる方」など、求める人物像を挙げてらいましたが、田村さんは「最も重要なのは『どんなことでも楽しめること』」と語っています。
「遠野地域の魅力発見も、企画・立案も、実施・運営も、携わる人間が楽しめれば、お客様も楽しいと感じてくれると思います。まずはスタッフ自身に楽しんでもらいたい」(田村さん)
「暮らし」をコンテンツとした観光企画で、観光客に満足してもらうと同時に、地域の活性化をも目指す仕事に、自身も楽しみながら携わってみませんか?