荒川高原牧場
※荒川高原へ向かう市道が令和6年11月6日~令和7年5月16日まで通行止めとなります。
荒川高原牧場は古くから川井村(現宮古市川井)へ行き来する道になっていました。そこは樹木が大きく成長できず、天然の芝草が生育していました。馬を連れて行く途中、人々は山の上で休息し、馬に芝草を食べさせていました。やがて、芝草を刈り取り、冬の間、牛や馬に食べさせる干し草として利用するようになりました。
南部氏の時代になって南部駒の生産に力を入れたので、荒川の放牧も盛んになったと推定されます。明治になって千刈畑牧場が開設され、上閉伊郡内で有数の放牧頭数を誇る広い放牧地になりました。
昭和になり、周囲に土塁がつくられ、荒川牧野組合も結成されました。荒川には3ヵ所の牧場がつくられ、合併して今の牧場となっていきました。
現在では見る機会が少なくなった馬の放牧風景をみることができます。
※毎年12月上旬~5月上旬まで冬季通行止めとなります。
また、早池峰山や北上山系の山並みが見渡せる360度のパノラマ景観も楽しめます。
平成20年3月に国の重要文化的景観に選定されました。全国で選定されている重要文化的景観は、平成17年に制度が開始されてから、放牧に関する重要文化的景観は荒川高原牧場が第1号の選定となりました。
- 名称
- 荒川高原牧場
- 所在地
- 岩手県遠野市附馬牛町
- 交通アクセス
車でお越しの方▶釜石自動車道遠野ICから約29.3km/約1時間8分
- 駐車場
- なし
- お問合せ先
- (一社)遠野市畜産振興公社 TEL:0198-62-5561
- ホームページ
- なし