遠野かぶ
「究極の薬味」とも称される「暮坪かぶ」は、400年以上にわたり暮坪地域の限られた場所で栽培されてきた伝統野菜です。その起源は天正年間にさかのぼり、近江の薬売り・近江弥右衛門がこの地に持ち込んだと伝えられています。
暮坪かぶの種は市販されており、他の地域でも栽培が可能ですが、独特の辛味は暮坪地区の土壌でしか生まれないとされ、その場合は「暮坪かぶ」ではなく「遠野かぶ」として知られています。
このかぶは、京都の「聖護院かぶ」や滋賀の「近江かぶ」と同じ和種系かぶの一種ですが、丸い形ではなく、長さ約20cm、直径約4cmの細長い白かぶが特徴です。地上に出た部分は淡い緑色で、見た目は小さな青首大根にも似ています。
元々は暮坪地区限定の野菜でしたが、「暮坪そば」の人気により、全国的にその存在が知られるようになりました。地元では昔から漬物として親しまれてきましたが、近年では蕎麦や刺身、焼肉の薬味としても活用され、唐辛子やワサビとは異なる風味を持つ「究極の薬味」として高く評価されています。さらに、グルメ漫画「美味しんぼ」に紹介されたことで、その人気は一層高まっています。
春と秋の年2回作付けされ、生産・販売は主に3月から7月に行われますが、少量しか生産されないため非常に貴重なかぶです。
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火曜日 ※月に一度、月・火連休あります。|0198-60-1110
- 営業時間
10:30~14:00(お蕎麦無くなり次第閉店)
- 所在地
- 〒028-0523 岩手県遠野市中央通り2-11
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火曜日(月1不定休有)|080-8183-5983
岩手県遠野市にあります小さな蕎麦屋【遠野そば まんてん】です。 地産地消にこだわり遠野産の玄そばを毎日石臼で挽いています。 挽きたて、茹でたて、出来たてのお蕎麦...
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11:00 – 16:00(ラストオーダー15:30)
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- 〒028-0541 岩手県遠野市松崎町白岩15-13-11